桜月傘

オタク活動には金がかかる、ということで小遣いを稼ぎ出したい過程を綴っていましたが、結局全然稼げないので、改めて文章系個人サークル「桜月傘」の活動拠点としていろいろ書き殴ります。

雑に読む百人一首 #44

44番 中納言朝忠 逢ふことの 絶えてしなくは なかなかに 人をも身をも 恨みざらまし 逢うことが絶えているので、逢えなくなって、ですよね。 絶えて-しなくは なのか 絶えてし-なくは なのか。どっちで切る言葉なんでしょう。 人っていうのは相手の女性で、…

雑に読む百人一首 #43

43番 権中納言敦忠 逢ひ見ての のちの心に くらぶれば 昔はものを 思はざりけり え、これって……、そのまま読めばいいんですかね? あの人に逢って見てしまって以降、心が揺さぶられまくっているよ。 それに比べれば、ホント、以前はなーんにも心に感じてなか…

雑に読む百人一首 #42

42番 清原元輔 契りきな かたみに袖をしぼりつつ 末の松山 波越さじとは おおう……、さっぱり分かりませんね。 契るってのは、約束のことですよね。「きな」は「来な」でしょうか。約束して来たのに「かたみに袖をしぼりつつ」? 約束したのにいねーじゃん!…

雑に読む百人一首 #41

41番 壬生忠見 恋すてふ わが名はまだき 立ちにけり 人知れずこそ 思ひそめしか なんか1個前のも、人知れず(いえ駄々洩れでしたが)みたいな歌でしたけど、人知れず思っている歌です、また。 はてさて、でも、前半は何でしょうか。 恋すてふ……すてふって何…

雑に読む百人一首 #40

40番 平兼盛 しのぶれど 色に出でにけり わが恋は ものや思ふと 人の問うまで どうやら110日ぶりの記事のようですが、さすがにここまで40近く読んできてるとなんとなくわかってきますよ。 しのぶれど色に出でにけり……、しのんでないじゃん! 出てきてるじゃ…

雑に読む百人一首 #39

39番 参議等 浅茅生の 小野の篠原 しのぶれど あまりてなどか 人の恋しき まず、誰なんですかねこの方。 参議って参議院じゃないでしょうけど、等って「ひとし」さん? 小野の篠原っていうのはそういう場所のことなんでしょうね、浅く茅が生えてる場所。固有…

雑に読む百人一首 #38

38番 右近 忘らるる 身をば思はず 誓ひてし 人の命の 惜しくもあるかな なんかちょっと、命とか出てきてうそら寒い感じですが。 先ず、右近って何なんですか。人の名前、じゃないですよね、これ。身分?役職? 右近があるんだから左近もありそうですが、えぇ…

C101後編(家に帰るまで)

承前。 会場を抜けて、りんかい線は天王洲アイルにて、東京モノレールへ。同じ名前の駅なのに一旦駅を出て道路を行くというなんちゃって乗り換え駅でした。東京モノレールなんて、ずいぶん前に鉄道むすめのスタンプラリーで乗ったきりでしたが、なんか面白い…

C101前編(12/31会場)

改めまして、C101ありがとうございました。 12/31の帰りのりんかい線電光掲示板に「家に帰るまでがコミケです」とあったので、当日の様子から、自宅にたどり着くまでの4日間の記録をつけておきます。 今回は、「おとぎの国の安全保障概論2」ということで、…

雑に読む百人一首 #37

37番 文屋朝康 白露に 風の吹きしく 秋の野は つらぬき留めぬ 玉ぞ散りける お名前は、ブンヤ……ではないでしょうから、ふみやあさやす様でよろしいのでしょうか。ご職業はライターですかね? 白露、というのは、駆逐艦……ではなくて、葉っぱとかについている…

読書感想文

サークル:神戸暗黒通信団 書名:ヤードポンド法の良いところ 著者:もる 入手:C100 ヤードポンド法と言えば、SI単位系を無視した中途半端な数字を1単位とするということでお馴染みのアレで、ヤードはゴルフ業界の方ならピンと来たりするのかもしれないが…

百人一首 #36

36番 清原深養父 夏の夜は まだ宵ながら 明けぬるを 雲のいづこに 月宿るらむ えー、実に4か月ぶりの更新です。本当に続かない人ですね、まったく。 さて、先ず詠み人の読み方が分かりません。清原深の養父なのか、清原深養の父なのか、清原深養父で名前な…

百人一首 #35

35番 紀貫之 人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香ににほひける 有名人ですね! 確か、ナントカ日記っていう、今でいうネカマの走りみたいなことした方だったかと思いますが、この歌もなんだか聞き覚えがあるような気がします。 が、「いさ」がよく分…

百人一首 #34

34番 藤原興風 誰をかも しる人にせむ 高砂の 松もむかしの 友ならなくに ううん……これはびっくりするくらい意味が読み取れないですね。 高砂の松の様子が、旧友の誰だかに似ているような……とかそういう感じでしょうか? え? 松が? そんな話がありますかね…

百人一首 #33

33番 紀友則 ひさかたの 光のどけき 春の日に 静心なく 花の散るらむ なんだか春めいてきたちょうど今頃みたいな長閑な感じの歌ですかね。 久方とあるので、きっと長い冬を経て久しぶりに春の光のどかなお昼時、と、そこまではいいんですが、静心なく、って…

百人一首 #32

32番 春道列樹 山川に 風のかけたる しがらみは 流れもあへぬ 紅葉なりけり おおぉ……? そんなに難しそうになさそうに見えて、さっぱり意味が掴めないぞ? 山川っていうのは、山の中の川だとして、風のかけたる? 駆けるなのか、欠けるなのか……、掛ける、か…

百人一首 #31

31番 坂上是則 朝ぼらけ 有明の月と みるまでに 吉野の里に ふれる白雪 有明って、夜明け頃のことでしたっけ? 朝ぼらけって聞いたことあるフレーズですが、ぼらけって何……。朝方? 朝方、夜明け前の月かと思うほど、吉野の里に白雪が降る、みたいな感じでし…

C100申し込みました

記念すべきC100申し込みました! いつまで経っても前に進まない赤ずきんの話を今度こそちゃんとケリをつけたいと思います。 夏までまだまだあるんだから、きっと大丈夫……。

百人一首 #30

30番 壬生忠岑 有明の つれなく見えし 別れより 暁ばかり 憂きものはなし つれないだの、別れだの、憂きものだの、物悲しい感じが漂ってますね。 有明とか暁っていうのは時間を意味していたような気がしますが、暁は日の出として、有明ってなんだっけ。 有明…

百人一首 #29

29番 凡河内躬恒 心あてに 折らばや折らむ 初霜の おきまどはせる 白菊の花 28番に続いて名前の漢字が出てこない! 歌は……、よく分かりませんねー。初霜とあるので冬の初め、白菊が置かれていて心が惑わされる? 折らばやっていうのは何を意味しているのでし…

C99冬コミにサークル参加してきました

サークル数縮減という中、恐れ多くも「桜月傘」はC99にて2日目の12/31に、サークルスペースを頂くことができました。 電気工事士の試験が12月中旬にあったりもして、なかなか原稿に手が付けられず、内容は思い切り駆け足になってしまいはしましたが、それで…

百人一首 #28

28番 源宗于朝臣 山里は 冬ぞ寂しさ まさりける 人目も草も かれぬと思えば 読んでるそばから寒々しくなってきそうな歌ですね。 山里……冬とかマジヤバい。寂しすぎる。寒いし何もないし。人もいなけりゃ草も枯れてる。マジ無理。 みたいな、なんか、こう悲哀…

百人一首 #27

27番 中納言兼輔 みかの原 わきて流るる 泉川 いつ見きとてか 恋しかるらむ これは解説を読まないとよく分かりませんでした。 上の句は、まぁ、そのまま「みかの原に湧いて流れる泉川」なんですが、下の句、「いつ見きとてか」というのが難しかった。見るは…

百人一首 #26

26番 貞信公 小倉山 峰のもみぢ葉 心あらば 今ひとたびの みゆき待たなむ 小倉山というのは今も京都の右京区に普通に現存する山のことで、このふもとに小倉百人一首の小倉の名前のもとである小倉山荘があったんだとか。 この記事の参考にしている小倉山荘の…

百人一首 #25

25番 三条右大臣 名にし負はば 逢坂山の さねかづら 人に知られで くるよしもがな 意味 逢坂山のさねかずら……、逢うに小寝の名を持つというなら、誰にも知られることなく、あの人を手繰り寄せて来られぬものか。 三条右大臣、なんてあだ名みたいな名前で個人…

百人一首 #24

24番 菅家 このたびは 幣も取りあへず 手向山 紅葉の錦 神のまにまに 意味 今回の旅は、慌ただしく幣もご用意できませんでしたが、手向けとしましては彼方の山を。 色とりどりの錦のごとくの紅葉をもって、神々におかれましてはどうぞお納めを。 なんか、か…

百人一首 #23

23番 大江千里 月みれば ちぢにものこそ 悲しけれ わが身一つの 秋にはあらねど 意味 月を見るとなんだかあれこれ悲しく思えてくる 私一人に秋がきているというわけではないのだけれど これは、割とするっと日本語が入ってきますね。 続けて秋の歌、そして、…

百人一首 #22

22番 文屋康秀 吹くからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を 嵐といふらむ 意味 吹けば、たちまちに秋の草木を萎れさせる なるほど、山風を嵐というわけだ 冬がくるー! という感じが出てますね。 山風と嵐という漢字遊びを混ぜてみせるあたりが六歌仙の一…

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さぼりすぎですよねー。 今日は、久しぶりに時間(とやる気)が取れたのでログインしてみたらこのありさまですよ。前回の日付、1月ですにゃん。 百人一首だから100日で、まぁ、1年ぐらいはネタが尽きないかとか言っていたのはいつのことだか。 株式投資で…

百人一首 #21

21番 素性法師 今来むと 言ひしばかりに 長月の 有明の月を 待ち出でつるかな 意味 今行くね、って、そう言ったもんだから、だからずっと待ってたのに。 逢ったのは夜明け近くのお月様。 秋の夜は長いというのに、もうこんな時間。まったく……。 なんか、通い…