2021-09-01から1ヶ月間の記事一覧
24番 菅家 このたびは 幣も取りあへず 手向山 紅葉の錦 神のまにまに 意味 今回の旅は、慌ただしく幣もご用意できませんでしたが、手向けとしましては彼方の山を。 色とりどりの錦のごとくの紅葉をもって、神々におかれましてはどうぞお納めを。 なんか、か…
23番 大江千里 月みれば ちぢにものこそ 悲しけれ わが身一つの 秋にはあらねど 意味 月を見るとなんだかあれこれ悲しく思えてくる 私一人に秋がきているというわけではないのだけれど これは、割とするっと日本語が入ってきますね。 続けて秋の歌、そして、…
22番 文屋康秀 吹くからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を 嵐といふらむ 意味 吹けば、たちまちに秋の草木を萎れさせる なるほど、山風を嵐というわけだ 冬がくるー! という感じが出てますね。 山風と嵐という漢字遊びを混ぜてみせるあたりが六歌仙の一…