桜月傘

オタク活動には金がかかる、ということで小遣いを稼ぎ出したい過程を綴っていましたが、結局全然稼げないので、改めて文章系個人サークル「桜月傘」の活動拠点としていろいろ書き殴ります。

2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

百人一首 #28

28番 源宗于朝臣 山里は 冬ぞ寂しさ まさりける 人目も草も かれぬと思えば 読んでるそばから寒々しくなってきそうな歌ですね。 山里……冬とかマジヤバい。寂しすぎる。寒いし何もないし。人もいなけりゃ草も枯れてる。マジ無理。 みたいな、なんか、こう悲哀…

百人一首 #27

27番 中納言兼輔 みかの原 わきて流るる 泉川 いつ見きとてか 恋しかるらむ これは解説を読まないとよく分かりませんでした。 上の句は、まぁ、そのまま「みかの原に湧いて流れる泉川」なんですが、下の句、「いつ見きとてか」というのが難しかった。見るは…

百人一首 #26

26番 貞信公 小倉山 峰のもみぢ葉 心あらば 今ひとたびの みゆき待たなむ 小倉山というのは今も京都の右京区に普通に現存する山のことで、このふもとに小倉百人一首の小倉の名前のもとである小倉山荘があったんだとか。 この記事の参考にしている小倉山荘の…

百人一首 #25

25番 三条右大臣 名にし負はば 逢坂山の さねかづら 人に知られで くるよしもがな 意味 逢坂山のさねかずら……、逢うに小寝の名を持つというなら、誰にも知られることなく、あの人を手繰り寄せて来られぬものか。 三条右大臣、なんてあだ名みたいな名前で個人…