百人一首 #29
29番 凡河内躬恒
心あてに 折らばや折らむ 初霜の おきまどはせる 白菊の花
28番に続いて名前の漢字が出てこない!
歌は……、よく分かりませんねー。初霜とあるので冬の初め、白菊が置かれていて心が惑わされる? 折らばやっていうのは何を意味しているのでしょう。
ということで解説を読んでみると、なるほど、初霜が下りて白菊なんだか霜なんだかよく分からなくなっている。とりあえず適当に折ってみたりしちゃう? という具合で、とにかく白くなっちゃった霜景色を歌っているということでした。
解説後段の正岡子規のくだり、少し面白いですね。必ずしも、歌は写実的ではない、というのを、やはり時代時代でそういうのが批判されたり受け入れられたりという変遷があるのは文化の変化を感じます。
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