桜月傘

オタク活動には金がかかる、ということで小遣いを稼ぎ出したい過程を綴っていましたが、結局全然稼げないので、改めて文章系個人サークル「桜月傘」の活動拠点としていろいろ書き殴ります。

雑に読む百人一首 #41

41番 壬生忠見

恋すてふ わが名はまだき 立ちにけり 人知れずこそ 思ひそめしか

 

なんか1個前のも、人知れず(いえ駄々洩れでしたが)みたいな歌でしたけど、人知れず思っている歌です、また。

はてさて、でも、前半は何でしょうか。

恋すてふ……すてふって何。わが名はまだき……まだき……名が立ってるとは。

思いそめ、の「そめ」は、書初めとかの初めなんでしょうかね。思い始めた、みたいな?

人知れず、ちょっと恋かもしれないとか思ってみたりなんかしちゃったりして、でもこれって本当に恋かしらん!?

って感じでしょうか。

 

はい、違いましたー。

「まだき」っていうのは、もう既に、っていう意味だそうで、恋しちゃってるって私の名前がもう話題に上っちゃってるー! まだこっそり想い始めたばっかりなのに!

ということでした。

つまり、やっぱり駄々洩れってことですよね。

なお、冒頭で、40番と似てない? って書きましたが、そのものズバリで、同じ歌会でのお題で競った歌なんだそうです。

平安朝……今から1000年以上も昔の歌会でのお題で競い合った歌が、こうして現代に残って百人一首に仲良く並び立っているのって、なかなか面白いですね。

これが……恋ってやつでしょうか(違います

 

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