百人一首 #36
36番 清原深養父
夏の夜は まだ宵ながら 明けぬるを 雲のいづこに 月宿るらむ
えー、実に4か月ぶりの更新です。本当に続かない人ですね、まったく。
さて、先ず詠み人の読み方が分かりません。清原深の養父なのか、清原深養の父なのか、清原深養父で名前なのか……。
ですが、歌の方は分かりやすいですね。情景もすぐに思い浮かびます。
夏の夜は朝が早いので、宵の頃でありながら、もう明け方のように明るい……って、いや、雲の中に月が隠れてるでしょ。みたいな感じですかね。
って。
簡単とか言っておきながら違ってましたねー……。
宵の頃なのにもう明るい、で普通に解釈して良かったみたいです。そしてそして、宵というのも夜中ぐらいだと思っていたら、夜になったばかりの頃合いとのこと。まだ宵の口だと思ってたらもう明け方だよ、みたいな意味に読むようです。
夜が明けるのが早すぎて、月だってまだ沈んでないだろう、雲のどこぞに宿を取っているのかしらん、と続くんですね。
うーん……、なんか、平安貴族の方々、夜更かし組多くないですか?
ちなみに、深養父は、「ふかやぶ」と読んで、そのまま一人の名前でした。そりゃ、「誰かの父」としか名前も残ってないような人が歌人として選ばれないよね……。
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