桜月傘

オタク活動には金がかかる、ということで小遣いを稼ぎ出したい過程を綴っていましたが、結局全然稼げないので、改めて文章系個人サークル「桜月傘」の活動拠点としていろいろ書き殴ります。

C99冬コミにサークル参加してきました

サークル数縮減という中、恐れ多くも「桜月傘」はC99にて2日目の12/31に、サークルスペースを頂くことができました。

電気工事士の試験が12月中旬にあったりもして、なかなか原稿に手が付けられず、内容は思い切り駆け足になってしまいはしましたが、それでもどうにか新刊を形にはすることができました。いつものように字だけのコピー誌ではありましたけどね。

頒布総数は3部。これまでのコミケでは10部持ち込んで、1部を見本誌で提出して、9部頒布でしたので、参加者数が通常時の1/3と言われる今回も、割合としては似たような数だったのではと思います。

それでは、会場の雰囲気についてお伝えします。

先ず、サークル入場に関しては、いつものやぐら橋の先の中央入り口(?)にて、発熱の検査。これは手のひらで測定するタイプのものでした。

その次は、東西に分かれ、東館に渡る天井の低い廊下の手前で、ワクチン接種記録と本人確認。

それが終わると、天井の低い廊下のところで、サークルチケットをリストバンドと交換し、リストバンドを巻いて、いよいよ東館に突入となります。

東館各ホールへの出入り口は、左右分割で入り口と出口が分けられ、消毒液も設置。

各ホールの中に入ると……、あぁ、懐かしきあの光景です。広大なホールに整然と並ぶ机の列を、各スペースの設営がカラフルに彩ります。本当に、コミケが返ってきたんだなぁと、ひとときの感動に包まれつつ、J-24aへ。

サークルスペースは、ひとつの島の幅がかなり広めにつくってあり、また島と島の間の通路部分もかなり広め。だいぶ「余裕のある」配置となっていました。机と机の間も少しずつ間があったので、机の下をくぐらなくても島内に入ることができます。

自分のスペースの設営を終えて一息つく頃には、壁サークルに列が並び始めますが、やはり、サークルチケットが各サークル2枚で、そのサークル数自体も縮減されているということで、開場前の列形成は、あるにはあるけど、、、という感じ。

見本誌提出とサークル参加登録も、今回は、予め置かれていた封筒に見本誌を入れて、地区本部にあるポストに投函、という流れでした。

そんなこんなで、10時の開場拍手を迎えます。

11時、最初のお客様は、我が国の防衛について語るおじさんでした。「おとぎの国の安全保障概論」なんて本を置いているところ、「我が国の安全保障はどの辺がおとぎ話だと思う?」とか訊かれて、かなりどぎまぎ。おじさん曰く、現状は、憲法が国民の主権よりも上に来ていてけしからん、あと軍法と軍律法を作るべき、とかなり熱く語っておられました。結局、本は買ってくれなかったけど……。

お昼前に、友人にスペースを任せ、ふらふらと比奈ちゃん島へ迷い込み、予定になかった比奈ちゃん本を買い漁るなど、買う側の楽しみに浸かっていたら、1日目より早く12:16に東西解放のアナウンス。友人に西館へのおつかいを頼み、早くも撤収準備を始めた向かいの昌葉ちゃんスペースをぼんやり眺めていたところ、本をごらん頂いた方から「発想が面白い」とお言葉を頂きました! ありがとうございます! 次こそ、ちゃんと形にします!

このほか、「知人と間違えたけど、これも何かの縁なので」と1冊お買い上げ頂くなど、同人誌即売会ならではと思える動きもありました。

14時には、通常と同じく早期撤収サークルが片づけを始めたのも相まってか、「これは本当に東館か……?」というような閑散ぶりに。逆に言えば、回るほうは各サークルをゆっくり広々と見て回れるので、かつてのギュウギュウよりは快適だったのかもしれません。

全般としては、やはり人口密度の低さが如実に感じられたわけですが、それでも、東館のポスター群は肌色率高めだったし、通路を行く人はコスプレなんだかコスプレじゃないんだか分からない人もいたりで、コミケコミケでした。そういえば寅さんも歩いてたな。寅年だからか?

あとは、桜月傘と同じ机になるはずだったお隣さんは、サークル名で検索をかけたところ、昨今の情勢下で泣く泣く状況を諦め欠席に至った旨が綴られていました。恐らく、当選はしたけれど……、というサークルは、他にも多数あったのかもしれません。かくいう筆者も、当初は本人欠席で無料頒布かなぁとか考えていたりもしたので、このあたりも、コロナの影響を感じさせましたね。

末筆ながら、かかる情勢下にあって、コミケという大人数のイベントを開催にこぎつけた関係者の方々に深く感謝するとともに、我々自身も、withコロナという新たな日常を安全に過ごせるよう、引き続き感染対策を徹底して、急激に襲い掛かりつつある第6波を乗り越えていかなければならないなと、気持ちを引き締めていきたいと思います。

 

コミケ、楽しかったです!