雑に読む百人一首 #37
37番 文屋朝康
白露に 風の吹きしく 秋の野は つらぬき留めぬ 玉ぞ散りける
お名前は、ブンヤ……ではないでしょうから、ふみやあさやす様でよろしいのでしょうか。ご職業はライターですかね?
白露、というのは、駆逐艦……ではなくて、葉っぱとかについている雨粒のことですよね。秋の野原、ちょっと強めの風が吹き去って、葉に宿っていた白露がぱあっと玉になって散る情景を歌っているものと読みました!
さー、今回は大体合ってましたよー。
つらぬき留めぬ、っていうのが何か分かりませんでしたが、「つらぬき留めぬ玉」で、通常であれば「つらぬき留め」られている「玉」、つまり真珠がいくつも連なったアクセサリに見立てて、それが「留めぬ」なのでちゃんと結ばれてなくてぱあっと散らばってしまった様子を表している、とのこと。
白露が、真珠のように玉になって散る、ということで、玉が二つの意味を持っているんですね。
やはり百人一首に数えられるだけあって単純ではなかった……。
詠っている方は、ふんやあさやす、と読むようで、22番のご子息だとか。
22番ってどんな歌でしたっけ。
おぉ……、こちらも秋で風で、でもちょっと趣が違いますね。
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