百人一首 #27
27番 中納言兼輔
みかの原 わきて流るる 泉川 いつ見きとてか 恋しかるらむ
これは解説を読まないとよく分かりませんでした。
上の句は、まぁ、そのまま「みかの原に湧いて流れる泉川」なんですが、下の句、「いつ見きとてか」というのが難しかった。見るは逢うのことで、その過去形に疑問形が連なり、「いつ逢ったかなァ」みたいな。逢ったことがない、または遠くから見ただけ、という程度でしょうか。
で、どうやら、「みかの原に湧いて/みかの原を分けて 流れる泉川」というのは、泉川という川が真ん中に流れるみかの原という場所ですが、ここがどうやらすごく美しい景勝地。
ということで、そのみかの原の絶景にあこがれを抱くごとく、「いつか逢ったか、恋しい人よ」という具合。
きっとデートスポットなのであろうみかの原を、その女性と散策するところでも妄想していたのでしょうか。
こちらのサイトを参考にしています。