桜月傘

オタク活動には金がかかる、ということで小遣いを稼ぎ出したい過程を綴っていましたが、結局全然稼げないので、改めて文章系個人サークル「桜月傘」の活動拠点としていろいろ書き殴ります。

百人一首 #19

19番 伊勢

難波潟 みじかき芦の ふしの間も 逢はでこの世を 過ぐしてよとや

 

意味

難波の潟に生える芦の、短い節の間ほどの僅かな時でさえ、逢わずにこの世を過ごせというのか

 

18番に続いて、通い婚時代の女性目線の歌です。今回は歌人も女性。

想い人が来てくれないのでイラついている感じが、「過ぐしてよとや」あたりに感じられますね。

18番と同じ、逢えない心を歌っているのに、こうも正反対に表現されるのは、表現の面白いところだと思います。