桜月傘

オタク活動には金がかかる、ということで小遣いを稼ぎ出したい過程を綴っていましたが、結局全然稼げないので、改めて文章系個人サークル「桜月傘」の活動拠点としていろいろ書き殴ります。

百人一首 #17

17番 在原業平朝臣

千早ぶる 神代もきかず 龍田川 からくれなゐに 水くくるとは

 

意味

龍田川が、その水を唐紅にくくり染めしたかのような美しさですね

こんな光景は、かの神代ですら、あったと聞いたことがない

 

六歌仙の一人、在原業平が、天皇の側室たる二条の后の部屋にあった屏風絵を見て、ほめちぎった歌なのだとか。

モテる男は、気障なセリフをさらっと歌にできないといけないわけですね。

どうせ、屏風絵にかこつけて、彼女に向けて言ったに違いないのです。

神代でさえ聞いたことのない美しさよ、って、もう歯の浮きそうな……。