桜月傘

オタク活動には金がかかる、ということで小遣いを稼ぎ出したい過程を綴っていましたが、結局全然稼げないので、改めて文章系個人サークル「桜月傘」の活動拠点としていろいろ書き殴ります。

百人一首 #16

16番 中納言行平

たち別れ いなばの山の 峰に生(お)ふる まつとし聞かば 今帰り来む

 

意味

待ってると聞いたらすぐにでも帰ってくるよ! と歌っていますが、赴任なのでそう簡単に帰れるものでもないような気もします。 暗に、早く都に帰してくれ、という意思表示なのかもしれません。

因幡に赴任するのに合わせて、「往なば」を掛けてくるあたり、地名のような固有名詞に上手く掛けてあるのは、この歌に限らず面白い表現ですね。