桜月傘

オタク活動には金がかかる、ということで小遣いを稼ぎ出したい過程を綴っていましたが、結局全然稼げないので、改めて文章系個人サークル「桜月傘」の活動拠点としていろいろ書き殴ります。

百人一首 #9

9番 小野小町

花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに

 

意味

えいえんはあるよ ここにあるよ

 

アンニュイですね。

「わが身」とあるので、つまるところ自分のことを歌っていて、上の句は自らの美貌が褪せてしまったと嘆いています。

下の句で、何かいろいろ流されてる間に、と過去のあれこれに思いをはせつつ、「時のたつのを眺めている間に」と「長雨の続いている間に」をかけてその思い出にマイナス補正でネガティブな印象を与えます。

そこから上の句に戻ると、花(桜)の色が褪せるのは長雨に打たれている間に、となって、視覚的に色あせ感を補強する、という……。

いや、この歌、完成度パないっす。。。