桜月傘

オタク活動には金がかかる、ということで小遣いを稼ぎ出したい過程を綴っていましたが、結局全然稼げないので、改めて文章系個人サークル「桜月傘」の活動拠点としていろいろ書き殴ります。

百人一首 #5

5番 猿丸太夫

奥山に 紅葉踏みわけ 鳴く鹿の 声きく時ぞ 秋は悲しき

 

意味

鹿の鳴く声が聞こえる。鹿は、オスがメスを求めて鳴くという。声は遠い。

遠く、山中に、色とりどりに敷き詰められた紅葉の中、独り鳴くその声が、ひどく悲しく響く。

秋も、間もなく終わりに向かう。

独り身に、鹿の声が沁みる。

 

紅葉に鹿という絵面だけだと花札みたいですね。

わびさびと言えば聞こえはいいですが、取り方次第ではしみったれた歌とも言えますね。