2020-08-04 百人一首 #5 5番 猿丸太夫 奥山に 紅葉踏みわけ 鳴く鹿の 声きく時ぞ 秋は悲しき 意味 鹿の鳴く声が聞こえる。鹿は、オスがメスを求めて鳴くという。声は遠い。 遠く、山中に、色とりどりに敷き詰められた紅葉の中、独り鳴くその声が、ひどく悲しく響く。 秋も、間もなく終わりに向かう。 独り身に、鹿の声が沁みる。 紅葉に鹿という絵面だけだと花札みたいですね。 わびさびと言えば聞こえはいいですが、取り方次第ではしみったれた歌とも言えますね。